軍艦島にも台風被害   NIB長崎国際放送より(9月26日リアルタイムより)
今月17日に県内を通過した台風13号で、長崎市高島町の端島、通称・軍艦島で、台風の高波により護岸の一部が崩壊するなど、被害を受けていたことがわかりました。

台風の影響で崩れたのは、軍艦島の周囲およそ1・2キロを囲むコンクリートの護岸の南西側です。高さ4メートルの護岸がおよそ30メートにわたって7つのブロックに割れて崩れていて、台風による高波の衝撃の強さを物語ります。今月19日に長崎市の職員が現地調査をして明らかになったもので、この部分以外にも、小学校のグラウンドが陥没して地盤の岩が露出したり、事務所の屋根の鉄骨部分が崩壊するなど、あわせて6か所で被害が確認されました。かつて、炭鉱の島として栄えた軍艦島は、産業遺産として保存、活用策が検討されていて、国もユネスコの世界遺産への登録を支援する方針を明らかにしています。崩壊した護岸は管理する県が再度調査を行い、台風による災害として、国に、復旧工事の補助を申請することにしています。

「軍艦島」も台風被害 長崎

 九州北部を直撃した台風13号による高波で、通称「軍艦島」で知られる長崎市高島町の端島の護岸の一部が崩壊したことが26日、分かった。今は無人島の同島を同市が炭鉱遺産として活用することを検討しているほか、市民団体も世界遺産への登録を目指しており、被害報告を受けた長崎県は護岸復旧に向け被害状況を調べている。

 市と県によると、島北西部の高さ約4メートル、厚さ約2.3メートルのコンクリート護岸が幅約30メートルにわたって崩落。このほか、護岸の基礎部分のコンクリートブロックと消波ブロックも高波にさらわれたという。

 岸壁を管理する県が被害状況調査を進めており、補修費用は計約5000万円に上るとみられる。公共災害復旧事業として国に補助を申請し、早ければ年明けから復旧工事を始めたいとしている。

 同島は炭鉱の島として栄え、最盛期の1960年代には約6万3000平方メートルの島内に約5200人が居住。高層アパートが立ち並ぶ島の姿が海に浮かぶ軍艦のように見えることから「軍艦島」と呼ばれた。74年の炭鉱閉山後、無人島になった。



=2006/09/27付 西日本新聞朝刊=

長崎新聞 9月27日朝刊より
2006年 台風13号 軍艦島被害状況 報道
朝日新聞 9月29日朝刊より