西日本新聞 10月7日 長崎南版 より 抜粋
県議会文教委 「軍艦島を国の文化財に」 県教委が取り組み表明



 海底炭鉱の遺構が残る高島町の端島(通称・軍艦島)について、県教委学芸文化課の樋口聰課長は六日の県議会文教委員会で、「近代化遺産として極めて重要と位置づけている」として、国の重要文化財や史跡に指定されるよう文化庁に働きかけていく考えを明らかにした。

 渡辺敏勝氏(改革21)が「軍艦島を世界遺産にしようと市民団体が運動している。そのステップとして、県の文化財に指定できないか」と質問したのに答えた。

 同課によると、県近代化遺産に関する調査委員会が六年前にまとめた報告書で、端島を「極めて重要な遺産」と位置づけた。樋口課長は「端島には海底炭鉱遺構としての重要性と、日本初の鉄筋コンクリートの建物群としての重要性の側面がある。国にとっても重要な遺産という認識で、既に文化庁には報告書を提出しているが、実際の指定には保存・活用面で地元の協力が求められる」と話している。