[フジテレビ  めざましテレビ]
● 世界遺産に向けて

  保存運動を始めて5年近くになりやっと芽が出てきたのだろうか?
  まだまだ始まったばかりであるけれども大きな力をさまざまな方から
  いただき嬉しく思っています。
  4月から日本経済新聞全国版、読売新聞全国版
  日本テレビ、テレビ東京、フジテレビ
  またローカルのすべてのメディアの中で
  あたたかく報道をしていただき多くの方に賛同をいただいています。
  
  世界遺産はあくまで保存の手段であり最終的な目的ではないけれど
  いまこの島を守れる方法があるとすれば世界遺産でしかないのかもしれない。
  世界に向けてこの島の存在と近代化を支えてきた価値をアピールすることで
  この島にやわらかい明かりをともすことができたらと思う。

  負の歴史も我々が後世に語りつがなければまた同じ過ちを繰り返すだろう
  また我々が経験した今まさに社会に忘れ去れようとしている人と人の温かい
  コミュニケーションも早急に伝えていかねばならないと思うのは私だけでは
  ないと思う。昨今長崎での痛ましい事件の陰には親と子、友達、そして地域
  学校、先生、社会・・ばらばらのコミュニケーションが人の心を蝕んでいないか。
  
  この島の存在と価値を語るとき島影だけで判断しがちだが
  この小さな島の大きな街づくり人づくりが私たちの誇れるものだと思う。

  現在この島を多くの方々に見ていただき過去や現在未来を語れる
  軍艦島クルーズガイド養成講座を長崎市の主催でさせていただいています。
  長崎を訪れる方々に少しでもお役に立てばと思いながら
  明日から軍艦島周遊定期ルートの就航が始まります。
第28回世界遺産委員会は1日、新たな世界遺産として、和歌山、奈良、三重の
3県にまたがる「紀伊山地の霊場と参詣(さんけい)道」と、
古代壁画で知られる北朝鮮の「高句麗古墳群」の登録を決めた。
いつかはこの軍艦島(端島)も多くの方の賛同を受けて
世界遺産になれることを夢見ながら明日からの活動に励みたいと思います。
2003年7月2日
軍艦島を世界遺産にする会
  坂本 道徳